岡山人が東京に馴染むために真っ先にやるべきコト

この記事は大都会岡山 Advent Calendar 2013 – Adventarの18日目のエントリです。

前日は@sabichemさんの「どこでも快適に過ごしたいあなたへ」でした。

@sabichemさんの車はすごく快適です。いつも運転ありがとう。

それでは本題に入りたいと思います。「岡山人が東京に馴染むために真っ先にやるべきコト」とは

「標準語で話しましょう。」

以上です。。。では短すぎるのでこの考えに至った経緯を説明します。

※ココで言う「岡山弁」とは、岡山県だと通じる言葉とします。それはきっと広島弁などが混ざっていると思われます。

僕は18歳で社会人として東京に上京しました。その時は「オレは東京でも標準語なんか使わずに岡山弁で通してやるぜ!」という強い気持ちでいました。

そもそも岡山弁なんて「〜じゃけ。〜じゃが。〜じゃろ」の「じゃの三段活用」くらいで、その他の言葉は殆ど標準語だから大丈夫だろうっと考えていました。

しかしその考えは間違いでした。標準語だと思っていた言葉の多くが通じないのです。これではコミュニケーションに支障をきたすと考え、仕方なく標準語を話すようになりました。初めは標準語を話すことがむず痒かったのですが1年もすれば人は慣れます。そして今では岡山弁を使うのが困難になるくらいに標準語が馴染みました。(笑

「岡山弁」がダメと言っている訳ではなく、東北の友人からは「岡山弁って感情表現が豊かだから、褒められると凄く褒められている気がする」っと言ってくれました。だから、岡山弁と標準語を上手く切り替えることが出来るのがベストです。

そのためには、何が岡山弁なのかを認識することがとても重要です。

そこで岡山人が岡山弁だと認識していない岡山弁をレベルに分けて紹介していきます。

初級編「えらい」

あなたは東京に上京して一生懸命はたらきます。花の金曜日になれば一週間の疲れも溜まって疲れた顔をしているあなた。

先輩「疲れが顔に出てるぞ。大丈夫か?」

あなた「大丈夫です!ただ少しえらいです。」

先輩「・・・」

はい、それ岡山弁です。「えらい」は「偉い」時にしか使いません。

あなた(標準語)「大丈夫です!ただ少し疲れています。」

偉いは西日本では使われているようですが、東日本の方には伝われないことが多いので気をつけましょう。

中級編「さし」

東京の生活にもだいぶ慣れてきた、あなた。

少しづつ仕事も任せてもらえる様になりました。

ある日、会議で使う書類を作っていました。書類を印刷して重要な項目に分かりやすいようにラインを引きます。

あなた「先輩!さし持っていますか?真っ直ぐな線が引きたくて。」

先輩「・・・」

はい、それ岡山弁です。「さし」は「さし」だろうと思ったら大間違いです。

あなた(標準語)「先輩!ものさし(定規)持っていますか?真っ直ぐな線が引きたくて。」

単語そのものが異なる場合があるので気をつけましょう。

上級編「あてる」

上京して一年が経とうとしている、あなた。

東京にも馴染み始めたので、外見もシティ・ボーイになるべく髪型をアフロにすることにしました。

そこで、芸能人も通う原宿の有名な美容院に出かけます。

初めての美容院に少し緊張しつつも、美容師さんと仲良くなろうと頑張って話しかけます。

美容師「今日はどういった感じにしましょうか?」

あなた「そうですね。パーマでもあてようかと思って。アフロとか似合いますかね?」

美容師「・・・」

はい、それ岡山弁です。東京では「パーマをあてたり!」はしません。

あなた(標準語)「そうですね。パーマでもかけようかと思って。アフロとか似合いますかね?」

番外編(追記)

@sabichemさんに言われて書こうと思っていたことを思い出した。

香川から来た女子大生が岡山の某国立大学に通うために岡山に来た時に最初に見た光景がコレ。

とっても可愛らいしい女子高生が、おばあちゃんと横断歩道を歩いていました。仲睦まじい孫とおばあちゃんの風景。そんなときです。

女子高生「おばあちゃん!はよしねー(優しい口調で笑顔)」

おばあちゃん「わかった、わかった。」

女子大生「(岡山こわい・・・)」

おとなりの香川県の方でも驚くくらいだから、岡山弁なんでしょうね。気をつけましょう。

女子高生(標準語)「おばあちゃん!はやくして(優しい口調で笑顔)」

まとめ

上記の内容は実話に基づいて再現しています。(脚色あり)紹介した言葉には時代の流れとともに変わっていった物もありますが、岡山では気にせずに使っていた言葉が以外にも通じないことがあります。

あなたも、岡山弁と標準語をうまく使い分けましょう。

明日は@yokizoさんのYOKIZO.comです。